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BitLockerの自動有効化は、個人PCユーザーにとっては迷惑でしかない!

お客様が、DELLのノートPCを持ってこられました。
スイッチを入れると、BitLocker回復キーの入力画面が出てWindowsが起動しません。
起動修復を実行しても改善しません。
おそらくWindowsが破損しています。
Windowsを修復しようにも、BitLockerによる暗号化を解除しないとできません。

それにしてもDELLのPCはトラブルが多いです。
「安かろう悪かろう」の典型的なメーカーだと思います。信頼性の低い安いパーツを使っているのでしょう。

お客様は自分でBitLockerを有効にした覚えはなく、当然回復キーも分かりません。
最近のメーカー製PCは、BitLockerの自動有効化を設定した状態で販売していることが増えてきているようです。
購入したPCを初期設定する際に、半強制的にMicrosoftアカウントを登録させられ、登録するとBitLockerが自動的に有効化され、回復キーも自動的にMicrosoftアカウントに保存されるようです。

このことを理解把握している人なら問題ないかもしれませんが、殆どの素人個人PCユーザーは、分からないでしょう。
そして今回のようにWindowsが壊れると、データを取り出すこともできず、困ってしまうのです。

以前の記事にも書きましたが、Microsoftアカウント自体、必要な人は一部だと思うのですが、最近のMicrosoft OfficeのライセンスがMicrosoftアカウントと紐付けされているので、半強制的に登録させられますが、迷惑なシステムです。
以前のように、プロダクトキーで認証するシステムの方が良かったと思います。

BitLockerについても、別に必要な人は後から有効にできるので、自動有効化はおせっかいな迷惑行為です。
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theme : Windows
genre : コンピュータ

ファンエラーの修理

富士通19”液晶一体型TVパソコンF/D70Dですが、ファンエラーで起動しません。
2009年モデルのVistaなので、通常なら廃棄処分なのですが、地デジが見られるPCであり、CPUファンの交換で簡単に修理できそうなので、修理することにしました。

分解は比較的簡単で、裏のネジを全部外せば、裏カバーはスタンドごと取り外せます。
蓋を開けてみたところ、CPUファンと同じ種類のファンがもう一つ(ケースファン?)付いていました。
電源スイッチをONにしたところ、ケースファンの方は回っていますが、CPUファンは回っていませんでした。
おそらくCPUファンの故障と思いましたが、ラッキーなのは同じファンがもう一つ有ったことです。
なので、入れ替えてみました。そうしたら、先ほどと同じようにケースファンは回っていますが、CPUファンは回っていません。
ということは、ファンの故障ではなく、マザーボードに問題があるということになります。
ファンの故障なら、同じファンを入手して交換すれば終わりなのですが、マザーの修理は簡単ではありません。

この時点で修理を諦めるかもしれませんが、ファン自体は故障していないので、CPUファンの電源を別の所から取ってやり、回転信号をマザーの端子に戻してやれば、ファンエラーは回避できるのではと考えました。

電源は、ケースファンの電源を分離することにしました。
私は機械屋で、大学の専攻も機械工学で、電気・電子は専門ではなく、「オームの法則」もしっかり理解しているわけではなく、いつものように、ネットで再勉強しました。
ファンと端子とは3本の線で接続されており、赤が+電源、黒が-電源(アース)、黄色が信号線(回転を検知する)です。
ケースファンの赤の線を途中でちょん切って二股に分岐させ、CPUファンの赤の線に繋いでやれば、2つのファンを並列に接続することになり、それぞれのファンに同じ電圧がかかるので、2つとも回るはずです。

IMG_20200329_140905-2.jpg

IMG_20200329_133357.jpg

図のように、それぞれのファンの赤線を延長し、それを接続して仮り付けしました。
そして電源を入れたら、2台とも回転し、ファンエラーも出なくなりました。
目論見どおりでした。大成功!

後はリード線の仮接続部分をちゃんと半田付けし、完了です。
カバーも組み付け直し、Windowsも起動でき、TVも見ることができました。

theme : パソコン修理
genre : コンピュータ

Windows 7の更新後ログインできない不具合が発生しています!

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theme : Windows
genre : コンピュータ

ランサムウェアに要注意!

久しぶりの投稿です。(何せ、「貧乏暇なし」なもんで...)

本日訪問した客先のPCが、「暗号化型ランサムウェア」というウイルスに感染していました。
これに感染すると、PC内のすべてのデータが暗号化されてしまい、開かなくなります。
そしてPC起動時に、「暗号化を解除してほしければ、金を払え」というような英語(日本語の場合もあるみたい)のメッセージ文がたくさん表示されます。

残念ながら、この暗号を解除する手段は現状では、「身代金」を支払うしかないそうです。
しかし仮に支払ったとしても、解除してくれるかどうかは疑問ですが。

本日まずこのPCを確認したところ、やはりどのファイルも開かず、WEBの閲覧も正常にできない状態で、スタートアップを調べようとMSCONFIGを起動しようとしても立ち上がりません。
しかたなく、Safe Modeで起動しMSCONFIGを開いたら、スタートアップに10個くらい不正な設定がありました。
それらの設定を無効にし、再起動するとまた「身代金要求画面」が複数出てきます。
起動時にウイルスが実行され、またスタートアップに設定されるようです。

このPCはWindows XPで、ウイルス対策ソフトも入っていません。
ネットでオンライン・ウイルスチェックをしようとしましたが、そのサイトに移動できませんでした。
幸い別のユーザーIDが作れたので、テスト用に作成し、そちらに切り替えました。
そちらでも最初に身代金要求画面が出ましたが、WEB閲覧は正常にできたので、トレンドマイクロのオンライン・チェックを実行しました。
しかし、ウイルスは検出されませんでした。(どうなってんの?)

テスト用IDの方で再度MSCONFIGで不正なスタートアップを削除し、再起動し、テスト用IDでログインすると、身代金要求画面は出なくなりました。
しかし、再起動し、元のユーザーIDでログインするとまた出てきて、その後テスト用IDでログインすると出てきます。
タスク設定は全て削除したし、レジストリのRunにも何もありません。
どうやら、元のIDでログインした時に全てのIDのスタートアップに不正な設定を施すようです。

どうせデータは全部パーなので、HDDを初期化し、Windowsを再セットアップした方が確実にウイルスを消せるのですが、時間がないので、新しいIDの方に切り替えることにしました。
メールデータ、アドレス帳、お気に入りなどを新しいIDの方に移行し、元のIDを削除しました。
新IDの方で再度スタートアップを修正し、再起動をしましたが、身代金要求画面は2度と出ませんでした。

このランサムウェアには複数の亜種があり、最近全世界で急速に感染拡大しているそうです。
Windows XPだけではなく、最新のOSでも感染しているそうです。
感染経路とされているのは、やはり、メールの場合が多いそうですが、感染したWEBサイトを閲覧した場合もあるそうです。

感染を防ぐ方法としては、OSをWindows 7以上にし、Flash PlayerやAdobe関係のソフトを最新にし、Windowsのセキュリティ更新も最新にし、当然ですが、ウイルス対策ソフトを入れ、それも最新に更新しておくことですが、如何わしいサイトを見ないことも重要です。

どうぞご注意ください。

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genre : コンピュータ

ベンチマークに騙された

最近納入した顧客のPCのOS(Windows 7)が起動しなくなったので、持ち帰りました。

PCはミニPCで、ノートPCみたいにACアダプタ外付けタイプで、HDDも2.5”です。

その顧客宅へは時々訪問しており、PCの反応速度が遅いことが気になっていました。
メモリーに読み込んで動かす、1CD OS(以前のブログに書いたMini XP)の場合はぜんぜん遅く無いので、HDDの不良をまず疑いました。
そこで、HDDのベンチマーク・テストを行ってみましたが、普通のスコアでした。

なのでOSを再インストールすることにしました。
BIOSの初期設定がIDEモードなので、そのままでインストールしました。
インストールは完了しましたが、やはり反応が遅い状態でした。

IDEモードなので遅いのかと思いましたが、またOSを入れなおすのが面倒なので、後からAHCIドライバを読み込み、切り替えるソフトを使って切り替えてから、再起動しBIOS設定をAHCIに変え、起動しようとしたら、BCDエラー画面が出て、修復が必要との英語メッセージです。

指示通りOSのディスクで起動し、スタートアップの修復を実行しましたが、直りませんでした。
ネットで情報を探し、BCDやBootrecの修復などいろいろやってみましたが、一度起動したかと思うと再起動したらまた同じ状態でした。

しかたなく、今度は先にBIOSをAHCIモードにしてからOSを再導入することにしました。
PC付属のドライバCDからAHCIドライバをUSBメモリーに保存しておき、OSインストール前に読み込ませます。
昔のFDD搭載PCならF6キーを押し、フロッピーから読み込ませていましたが、今のPCは殆どFDDを内蔵していないので、USBメモリーやCDから直接読み込めるようになっています。

ところが、AHCIドライバを読み込ませたら、「このディスク(領域)にはインストールできません・・・」と言われてしまい、領域をいろいろ切りなおしてもだめです。
この原因もネットでいろいろ調べてみましたが、このドライバを先に入れると、どうもDVDからHDDへの読み込みができなくなる模様です。

どうせまた最初からOSをインストールしないといけないのならHDDも変えてみようと思い、HDDを交換しました。
そして今度はPC付属のAHCIドライバを先に入れず、Win7標準のAHCIドライバでOSをインストールしました。

問題なくインストールが完了し、応答速度も遅くありません。
どうもこれまでの状況を考えると、HDDの不良が原因だった事が間違い無さそうです。
なまじベンチマークの結果を信用したがために、非常に多くの時間と労力を使ってしまいました。

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