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Windows 7のパケットライトに上位互換性がない

パケットライト方式とは、CD-RやDVD-Rを元々はフロッピーディスク(もう若い人は知らないかも?)のように読み書きできるようにするフォーマット形式です。現在ではUSBメモリと同じような使い方になります。

UDFフォーマットとほぼ同意語で、Windows 95の時代に策定されましたが、当時はOSが標準でサポートしておらず、このディスクを読み書きするためには、サードパーティーのソフトをインストールする必要がありました。
例えば、「B's Clip」とか「InCD」とか、複数のソフトが発売されていましたが、ディスクの互換性がほぼありませんでした。

また、このソフトはOSに常駐する必要があるので、システムを重くするし、不安定にすることがありました。
それに、このディスクを作成するためには、初期化(フォーマット)を予めする必要があり、それにかなり時間が掛かりました。
読み書きの速度もフロッピーより遅く、ユーザーからは好まれず、使う人は少なかったと思います。

それがWindows VistaからOSが標準でサポートするようになり、UDFフォーマットで統一されるようになり、パケットライト・ソフトは世の中から姿を消すことになります。
この時から「ライブファイルシステム」という名称が付けられたらしいのですが、私は以前からパケットライトという名称を使っていたので、未だにそのままです。

しかし、UDFフォーマットで統一されるようになったと言っても、Windowsがバージョンアップされるのに伴い、UDFのバージョンも上がっていき、以前よりは互換性が上がっても、USBメモリのように完全には互換性がありません。
Windows 7以降は最新のUDF2.6まで対応しているらしいので、Windows 7でフォーマットしたディスクはWindows 10でも読み書きできるのかと思っていましたが、実際にはそうではありませんでした。

あくまでも私の経験によると、Windows 7でUDFフォーマットしたディスクは、Windows 7どうしなら読み書き互換性がありますが、Windows 10だとリードはできますがライトができません。
要するに、「上位互換」がないということです。
逆に、Windows 10でフォーマットしたディスクは、Windows 7でもリード/ライトできました。
下位互換はあるということです。

先述のように、Windows 7から10までは、UDFの同じバージョンのリード/ライトをサポートしているはずなので、本来なら上位互換も下位互換もあるはずなのに、実際はそうではないという事です。

ふれこみと実際とは違うことは世の中にはよくありますが、どうなんでしょうか?
うがった見方をすると、Windows 7の使用をやめさせようとする、Microsoftの陰謀なのでしょうか?

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