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停電でサーバーが1台壊れた!

先日、テナントビルのメンテナンスのための計画停電がありました。
当店には24時間稼働のサーバーが3台あり、1台はWEB & メール・サーバー、1台はファイル・サーバー、そしてもう1台はFAXサーバーです。(正確には、現在準備中のバックアップ・サーバーもあります。)
停電対策として、無停電電源装置を設置し、上記サーバーをそれに接続していて、停電の際には自動シャットダウンするように設定していました。そして電力が復活したら、自動電源ONになるようにしていました。
停電工事の時間帯は、0時~5時に予定されていて、当日朝出勤したら、WEBサーバーは起動していましたが、残りの2台は起動していませんでした。
どうも異常終了していたようで、ファイルサーバーは最初スイッチを入れても起動せず、何度か試しているうちに起動しました。
FAXサーバーはONにはなっていましたが、OSが壊れているようなメッセージを表示していました。

FAXサーバーは現状FAXを受信するためだけの役割で、さほど緊急性は無く、修理に時間がかかりそうなのでおいておき、WEB & メールが正常に機能しているか確認したところ、どちらも機能していませんでした。
原因を調べたところ、停電によりブロードバンド・ルーターが再起動したために、WAN側IPアドレスが変化していたことで、以前のブログに書いたように、当方のDNSシステムはダイレクトDNSですが、これの情報更新ができていなかったためでした。

DNSの情報更新は、FAXサーバーにインストールしていたDiCEというソフトが行っていました。
DiCEは便利なフリーソフトで、ルーターのIPアドレスを調べてダイレクトDNSサーバーの情報を自動的に更新してくれます。
FAXサーバーが壊れているので、WEBサーバーにインストールし、設定しました。そしてDNS情報が更新され、WEB & メール機能が復活しました。
これも以前のブログで書きましたが、現在当方のメール送信機能はGoogleのメール転送機能を利用しているので、ルーターのIPアドレスが変わると、Google WorkSpaceの設定も更新する必要があります。
(5月にはBB.exciteとGoogle WorkSpaceを解約して固定IPにできるので、それまでの辛抱です。)

次はFAXサーバーの修理です。
元の状態に復元しようとしましたが、Cドライブのファイルシステムが壊れており、CHKDSKでも復元できず、かなり状態が悪いようでした。TestDiskも試しましたが、だめでした。
なのでこの際、FAXサーバーを廃止し、WEBサーバーにFAX受信機能も持たせることにしました。

あまり偉そうには言えないのですが、当方のサーバーはファイル・サーバーもFAXサーバーもWindows XPです。
WEBサーバーは1年前にEC-CUBEを導入した関係でWindows 10にしましたが、それまではXPでした。
私が常時業務で使用しているPCもXPでしたが、WEB閲覧ができなくなったのでWindows 7に変更していましたが、最近EdgeにもChromeにも、サポート終了のメッセージが毎回出るようになり、鬱陶しいので、つい先日Windows 10に変更したばかりです。
話がわき道にそれますが、XPは7や10に比べてシンプルなだけに動作も軽く安定していて、トラブルも少なかったです。
メモリも1GBあれば十分でした。それに対し10や11は4GBでも不十分と言われており、PCに要求されるリソースはどんどん肥大化しコストも増大化しています。(これはMicrosoftやPCメーカーの陰謀です。)

XPを使い続けていた別の理由は、先述のFAXサーバー・ソフトがXPまでしか対応していなかったからです。
このソフトはSOHOモードで使用しており、私の業務用PCにはクライアント・ソフトがインストールされています。サーバーで自動受信されたFAXは私のクライアント・ソフトで閲覧でき、FAX送信も私のPCから送信できます。
紙の原稿を送信するときは複合機でスキャンしてFAXソフトから送り、PCデータの場合はこのソフトのプリンター・ドライバーを使ってイメージ・データに変換してから送ります。
ところが、私のPCをWindows 7にしたら、このプリンター・ドライバーが使えなくなってしまいました。
なのでFAXソフトも新バージョンを購入しました。

ところで、FAXモデムも古い機種で、シリアル・ポートに接続する外付けタイプで、VoicePorteというものです。
これがWindows 10で使えるかが心配でしたが、ググってみたところ、Compaqのドライバーが使えるらしいので入れてみたところ、無事認識しました。
WEBサーバー機にはシリアル・ポートはあるのですが、モニターを私の業務用PCと共用し切り替えるようにしていて、COMポートの隣にあるVGAポートに切替器をつないでいるとモデムのコネクタが干渉して刺さりません。
苦肉の策として、PCI-eスロットにビデオカードを増設しました。

シリアル・ポートは最近の市販のPCには、ほぼ無くなっています。
古いモデムを流用したり、手持ちのビデオカードを増設したりできるのも、自作組み立てPCならではの利点です。

いろいろ苦労しましたが(サーバーラックを動かす時に腰も痛めた)、PC-FAX送受信機能は復活しました。
しかし、ちゃんとテストもしていたのに、停電時の自動シャットダウン機能が働かなかったのかが疑問でした。
無停電電源装置(UPS)は、以前のFAXサーバーにUSB接続されていて、そのサーバーにはUPS管理ソフトを入れていて、停電時にはUPSからの信号を受け取り、FAXサーバー自身と他のサーバーをリモート・シャットダウンさせる仕組みでした。
ところが、UPSをWEBサーバーに接続してみたところ、UPSの管理機能(電子機器)が壊れていることが判明しました。
その為に自動シャットダウン機能が働かず、バッテリー電力が無くなった時に、いきなりサーバーPCがOFFになってしまい、挙句の果てにはサーバー1台が壊れてしまったのです。
何のためにUPSを導入したのか分かりません。
UPSは3年保証があり、来月がその期限だったので、無償で交換できたことが、せめてもの救いでした。

ファイル・サーバーが1回で起動できなかったことも気になっていたので、調べたところ、ハードディスクに問題があることが分かりました。
ファイル・サーバーが止まると仕事ができなくなるので、なんとか動いている間にハードディスクを交換することにしました。
Diskクローン・ソフトを使ってクローンを作り、交換しました。
ファイル・サーバーは、HDDをリムーバブルケースに入れていたので、交換が非常に楽です。リムーバブルケースにしたことは正解でした。
これも、タワー型組み立てPCを使っているから出来たことです。

来週またメンテナンス停電が予定されています。
今度はちゃんと自動シャットダウン機能が働くかどうかが気になるところです…
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